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稲毛由佳が日本小児腎臓病学会にての基礎部門にて最優秀演題賞を受賞しました!
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 2025年5月22日〜24日まで愛知県名古屋市で行われた、第60回 日本小児腎臓病学会学術集会において、当院 新生児班所属の稲毛由佳(平23卒)が基礎・遺伝子関連部門の最優秀演題賞を受賞致しました。

 演題名は「ネフロン前駆細胞特異的除去による低ネフロン数モデルマウスの確立と食塩感受性腎障害の解析」でした。

 稲毛先生は当院の腎臓・高血圧内科の横尾隆教授の研究室で大学院生として研究を行い、臨床業務に戻った現在もNICUの多忙な業務と併行して研究を続けています。ヒトにおけるネフロン新生は在胎36週まで完了しないため、それ以前に出生した早産児では未熟なネフロン形成、低ネフロン数が問題となります。この研究では、腎臓以外の他臓器に影響が及ばない低ネフロン数を呈する新規モデルマウスの確立に成功しました。また、このモデルマウスに塩分負荷を与えた結果、腎不全が進んでしまうことを証明しました。

 慈恵医大の基礎研究を常に牽引してくださっている腎臓・高血圧内科の先生方と、このような形で共同研究が進められること、そして小児科医が参加することで「新生児の腎臓」というまだまだ未開拓な領域において新たな知見を得られたことーーー。当講座にとってこんなに有難く嬉しいことはありません。

 私たちはこれからも未来の子供達に還元できる基礎研究を続けていきます。

稲毛先生、本当におめでとうございました!

後日、共同研究者の腎臓・高血圧内科 松本 啓先生と
稲毛先生、おめでとう!!!かっこいいです!
壇上で堂々と発表される稲毛先生!