MENU
MENU

小児科でよくみられる病気

胎便吸引症候群
Childhood Illnesses

赤ちゃんが生まれる前後では,多かれ少なかれストレスがかかりますが,その際に子宮内で胎便を排泄してしまい,気道内に胎便を吸い込んでしまうことで呼吸障害をきたす疾患です.軽症では酸素投与のみで改善することもありますが,気管にチューブを挿入し人工呼吸器につなげる治療が必要となることもあり,気胸や新生児遷延性肺高血圧症といった合併症をきたすこともあります.通常は1~2週間の治療で改善することが多いですが,合併症の有無によっては入院期間が長くなることもあります.