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小児科でよくみられる病気

脳室周囲白質軟化症
Childhood Illnesses

脳の「白質」といわれる部分のうち脳室周囲にある部分は,血流が行きわたりにくく,低酸素などの影響を受けやすい部分です.「脳室周囲白質軟化症」は,この白質に生じる虚血性変化のことで,在胎28週未満や1500 g未満で生まれたお子さんでみられやすく,生後14日前後で画像上の変化がみられるようになるといわれています.重症なものでは超音波検査でも分かりますが,頭部MRIでないと分からないこともあります.根本的な治療法はありませんが,退院前に頭部MRIを行いあらかじめ把握しておくことで早めにリハビリなどを開始することができます.