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小児科でよくみられる病気

乳児血管腫
Childhood Illnesses

以前はいちご状血管腫と呼ばれていました。ISSVA分類では血管性腫瘍に属し、毛細血管内皮細胞が増殖する良性腫瘍です。男女比は1:9で、女児に多いです。出生時にはないか小さな病変で、生後2週間頃から大きくなります。1カ月健診で相談されるケースが多いです。部位は頭頸部 60%、体幹 25%、四肢 15%です。また、外観から局面型、腫瘤型、皮下型、混合型に分けられます。無治療でも自然に退縮するのですが、時間がかかることから、部位や大きさ、出血症状などの症状がある場合には治療を行います。当科では外来でβブロッカーのプロプラノロール(商品名:ヘマンジオルシロップ)治療を行なっています。また、形成外科と連携してレーザー治療も行なっています。