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小児科でよくみられる病気

白血病
Childhood Illnesses

小児がんの中で第1位をしめる病気です。小児でみられる主な白血病のタイプには、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病があります。診断のきっかけになる症状は多彩で、発熱が続く、顔色が悪い、あざができやすい、脚などの骨を痛がる、リンパ節が腫れているなどがあります。診断には骨髄検査が必要です。小児では感染症により白血病もどきを呈することがあるので、末梢血の検査結果だけで診断することはできません。治療は白血病のタイプや遺伝学的特徴で異なり、当院は日本小児がん研究グループ(JCCG)の一員として、多施設臨床研究に基づく治療を提供しております。また、難治性白血病に対しては、造血幹細胞移植も行なっております。治療の進歩により、現在では小児急性リンパ性白血病の標準リスク群の5年生存率は80%を越える時代になりました。さらに、分子標的薬や免疫療法などの新しい治療も登場しており、子ども達の病気を克服することを目指しています。