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飯島正紀が国際協力機構(JICA)の要請でインド・ベトナム医療巡回調査団を実施
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独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)からの要請を受け、飯島正紀(平成15年卒)が
2024年11月10日から2024年11月17日までの8日間、医療機関視察及び医療ネットワークの構築、
健康管理体制の確認を目的に、インドとベトナムに派遣されました。


インドのニューデリーとベトナムのハノイにおいて、小児病院2施設を含む複数の医療機関の
視察をするとともに、JICA隊員の住居環境における衛生調査を行いました。また、両国の現地
JICA事務所において、対面およびオンライン形式で、派遣家族を対象に健康講話(ヘルスレク
チャー)を実施し、さらに個別の健康相談を行いました。特に川崎病などのアジア人種特有の
疾患は、派遣先の国々において診断が遅れるケースがあり、現地在住者にとって非常に重要な
健康課題です。また、両国とも深刻な大気汚染に直面しており、こどもたちの呼吸器疾患やア
レルギー疾患に関してのご質問が多く寄せられました。


今後も慈恵医大小児科学講座は、このような国際的な保健活動や、社会貢献活動を継続してま
いります。また、このような活動に積極的に参加したいと若い仲間も広く募集しております。

*独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ)は、開発途上国等の経済や社会の発展のため
の国際協力を促進する外務省所管の政府開発援助(ODA)の実施機関であり、技術協力プロジェ
クトを遂行する専門家や途上国の課題解決のために活動する海外協力隊員などが、様々な国々
に派遣されています。海外で暮らすJICA関係者とその家族の心身の健康維持を担う、在外健康
管理員である看護師さんたちと共に、2023年4月より慈恵医大小児科の大石公彦(平成6年卒)
と飯島正紀が、JICA小児科顧問医として健康面から隊員の家族をサポートしております。

JICAインド事務所にて(医療巡回調査メンバー、インド事務所長・次長、現地健康管理員と共に)
JICAインド事務所にて、アジア人種に多い小児の病気について講義する飯島氏
医療視察施設の1つ、Rainbow Children’s Hospital
医療視察施設の1つ、Vietnam National Children’s Hospitalにて(医療巡回調査メンバー、副院長・国際医療担当教授、現地健康管理員と共に)
観光地インド門で昼寝している野良犬(スタッフは皆狂犬病の予防接種を実施してから渡航しておりますが、狂犬病感染の危険がありますので近づいてはいけません!)
オールドデリー郊外の野良牛
賑わうニューデリーの屋台街
二輪車が絶え間なく行き交うハノイの街中