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慈恵小児科にパリ・サンジェルマンのサッカー選手が来た!
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 少し前の話になりますが、世界屈指の強豪サッカーチームであるフランスのパリ・サンジェルマンに所属する5選手が、慈恵医大小児科に入院する子どもたちを元気づけ、夢を与えるために2023年7月30日、病棟を訪れてくれました。

その知らせは突然来ました、「フランスのサッカーチームが日本を訪問の際に病院訪問をしたいと申し出てくれています」。プロサッカー選手が、病気で悩む子ども達、両親を元気づけるために、とても忙しい中訪れてくれるというとても貴重な機会と我々は考え、コロナ渦ではありましたが、病棟スタッフ、代理店の方々と何度も感染対策を考え、当日まで準備を進めました。

 そして、当日を迎えました。2日前には大阪で試合を行い、2日後には東京で試合を控えるという過密日程の中、パリ・サンジェルマンに所属する選手達が笑顔で病棟に登場しました。選手達は予定されたグループごとに少人数の子供たちが待つプレイルームと、移動が難しい子どもと両親たちが待つ一般病床、無菌病床を順番に廻っていただきました。プロのサッカー選手は体も大きく、国籍も異なることから、当初は怖がってしまう児もいるかと思われましたが、決してそのような子どもはおらず、選手達が笑顔で優しく差し伸べる雰囲気や気持ちに応えるように、みな笑顔でそれぞれ、その時間を楽しみました。

また、選手達は、一人一人にサイン入りのプレゼントを直接渡して下さり、子どもたちはもちろんのこと、親御さんまでも無邪気な笑顔を見せてくれました。中には事前に質問を準備してきた子、テレビ電話で他の選手と話した男の子もいました。また、「入院している子どもたちのために頑張ってくださりありがとう」と医療スタッフに温かい選手からのメッセージもいただきました。日々病気と闘う家族にひとときの安らぐ時間の訪れを私自身感じたとともに、子どもや家族に言葉では表すことのできない愛情や慈悲を与えることができるスポーツの力を、改めて認識しました。

 今回は、過密日程の中、訪れてくださったパリ・サンジェルマンのレナト・サンチェス選手、リュカ・エルナンデス選手、カルロス・ソレール選手、ヒューゴ・エキティケ選手、ジャンルイジ・ドンナルンマ選手、電話で対応してくださったネイマール選手、関係者の皆さま、誠にありがとうございました!この場を借りて御礼申し上げます。

レナト・サンチェス選手、リュカ・エルナンデス選手、カルロス・ソレール選手、ヒューゴ・エキティケ選手、ジャンルイジ・ドンナルンマ選手