日本には、開発途上国等の経済や社会の発展のための国際協力の促進する独立行政法人国際協力機構（JICA／ジャイカ）という、外務省所管の政府開発援助（ODA）の実施機関があり、技術協力プロジェクトを遂行するためのJICA海外協力隊の隊員が様々な開発途上国に派遣されています。

海外で暮らす彼らとその家族の心身の健康維持を担う、JICAの「健康管理員」である看護師さんたちと共に、2023年4月より慈恵医大小児科の飯島正紀（平成15年卒）が、JICA小児科顧問医として健康面から隊員の家族をサポートしております。

2023年7月18日（火）JICA本部の会議室にて、慈恵医大小児科の社会貢献の一環として、飯島正紀が「トリアージ、心肺停止の対応、代表的な小児疾患を中心に」という内容で、新たに開発途上国に赴任される在外健康管理員に向けての派遣前研修の講義を行いました。講義の内容自体とてもわかりやすく有意義であっただけなく、小児科顧問医と顔の見える関係が構築できる機会となって良かった、という評価をいただきました。

今後も慈恵医大小児科学講座は、様々な面での社会貢献を続けてまいります。