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小児科でよくみられる病気

新生児気胸 / 空気漏出症候群 / エアーリーク
Childhood Illnesses

肺の一部が破れて空気が漏れてしまう状態です.通常のお子さんでも1-2%で自然に起こることがあります.早産児,新生児呼吸窮迫症候群,胎便吸引症候群,肺低形成などのお子さんでは少しリスクが高くなります.軽症では酸素投与,中等症以上では気管にチューブを挿入し人工呼吸器につなげる治療や,鎮静薬の投与,胸腔ドレナージ(肺の外側にある胸腔という所にチューブを入れて空気を抜く処置)を行います.緊張性気胸という状態では緊急で胸腔ドレナージを行う必要があります.自然気胸や胎便吸引症候群による気胸のみであれば,大きくなって気胸を繰り返すことはありません.