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小児科でよくみられる病気

免疫性血小板減少性紫斑病
Childhood Illnesses

特発性血小板減少性紫斑病とも言います。略してITPです。血小板に対する抗体により免疫反応で血小板減少を来します。このため、血小板の寿命は健常では8~10日ですが、ITPでは正常の1/10以下に短縮します。赤血球系や白血球系に異常を認めないのが特徴です。小児では急性型が多く、ウイルスによる先行感染を伴う事が多いです。皮下出血、粘膜出血などが主な症状です。ITPの治療は副腎皮質ステロイドまたはガンマグロブリン大量療法です。これらの治療に反応が乏しい場合にはTPO受容体作動薬や脾臓摘出術を行うことがあります。