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小児科でよくみられる病気

悪性リンパ腫
Childhood Illnesses

ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分類されます。10歳以降の発症が多いです。リンパ腫というとリンパ節の腫れだけかと思いますが、全身にリンパ組織はあるので、発症する部位により症状は多彩です。

ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の10%を占めており、腫瘍細胞から作られるサイトカインにより発熱や体重減少などの症状がみられることが多いです。

一方、非ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の90%を占めています。小児の腫瘍組織型は成人と異なり、バーキットリンパ腫が最も多く、ついでび漫性大細胞型B細胞リンパ腫、リンパ芽球性リンパ腫の順です。組織型と病期により治療が異なります。

診断はリンパ組織の生検により行われ、PET-CTなどの画像検査で病期を確定します。治療は化学療法と放射線治療です。