24年間にわたり、東京慈恵会医科大学附属病院を支えてこられた宮田市郎教授が、2025年3月31日をもってご退任されました。それに先立ち、3月25日火曜日夕方に退任記念講演会を開催いたしました。
ご講演では、昭和60年に群馬大学医学部をご卒業されてから、附属病院病棟医長、医局長などの要職を歴任された医師としての歩みを、衞藤義勝教授時代、井田博幸教授時代、そして現在の大石公彦教授時代の3つの時代分けて、振り返っていただきました。留学時代の思い出や、病院における責任者としての苦労話も交えながら語られた内容は、ご自身の足跡を辿る非常に興味深い講演となりました。
附属病院においては、2020年にオープンした新病棟・外来へのモデルチェンジの責任者として重責を担われ、同母子センターの副センター長も務められました。また、患者支援・医療連携センター副センター長としては、港区を中心とした地域連携の推進にもご尽力いただきました。
ご退任に際し、残された私たちにとっては大きな寂しさがありますが、講演の中で宮田先生が語ってくださった「小児科医であることに誇りを持ってください!患者さんからの声が何よりの励みになります」というお言葉を胸に、我々も頑張ってまいります。
宮田先生、本当にありがとうございました!


